天井収納庫金具 1989年5月 製作

  • 2012.03.06 Tuesday
  • 14:18
大手ミシンメーカーさんからの依頼で製作したもので、天井収納庫の部品です。


天井裏に上がれるような細工がされたお宅にお住まいの方には判ると思うのですが、
はしごを天井から引っ張りだす時、天フタでロックされているのですが、
そのフタのロックを解除する為の機構部品です。
基本形状はお客様にて考えられたものですが、量産の際に弊社に製造依頼がありました。

頂いた図面でそのまま量産というのが世間一般ではあると思うのですが、
そこは、ひとひねり加えたいのが弊社の考え。

大モノ加工になる為、そのまま量産よりは少しでも生産性・加工性の面で向上の余地がありそうでしたので、
お客様からの要求は無かったのですが、それらを鑑みた提案を、とお客様の了解を得て、基本形状を維持しながら弊社で設計し直しました。

変更箇所は以下です。


〜犧鄒の向上
内部のロック部を、金属からナイロン樹脂(PA)にしました。
大きな荷重がかかるところでは無かった(単なる引っかかり)のと、
引っかかりの擦動部をスムーズにする為の変更です。


強度の向上
本体部の板厚みの3.2mmから2.0mmにして補強リブを設けました。
板厚を薄くする分、強度的にも問題無い形での変更です。
また、これが樹脂の擦動部のスムーズさの助けにもなりました。


材料コストの削減
解除レバー部の支軸を中央に持ってきて、本体部全体を短くして、
取り付け孔が4箇所から2箇所に変更、製品の取り重量を下げてコストを抑えました。


げ湛性の向上
本体の裏板との接合を、ブラインドリベットカシメから
裏板にバーリングを施しリベットを無くしたカシメに変更しました。

これらの変更を加える事で、
製品重量が770gから320gの半分以下の約60%ダウン
作業性も半分、コストも半分になり数万台の出荷が出来ました。

お客様も工場も、皆喜んで頂けました。
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